平成30年度入学式が行われました。
平成30年4月5日
桜花爛漫の快晴の日に入学式が挙行され、281名の新入生を迎えました。
小体育館に掲示されている校歌額
吹奏楽部による校歌演奏
保坂美代子学校長式辞
中村一郎同窓会長祝辞
希望を胸に入学する新入生と保護者
ロータリー周辺から見る桜花爛漫
平成三十年度入学式祝辞
ご紹介いただきました同窓会長の中村でございます。同窓会を代表しましてお祝いの言葉を述べさせていただきます。高校受験という人生の難関を乗り越え晴れて美須々ケ丘高等学校に入学された皆さん、本日は誠におめでとうございます。また、今日、この日のために大きな愛情を持って育ててくださった保護者の皆様に心からお祝いを申しあげます。義務教育を終え、自分の力で人生の進路を決めたみなさんが美須々ケ丘高校で、充実した三年間を過ごせるよう心よりお祈りしております。皆さんが歩む高校生活は自らの意思が尊重されます。ただ、その歩み方の選択を誤らないことが重要であります。
フランスの代表的な哲学者でペンネームがアランという人が著わした『幸福論』の中に「有名な山の頂上まで、電車で運ばれた人は、自らの足で山頂に立った登山家と同じ太陽を見ることはできない」という言葉があります。昇る太陽に違いがあるわけではありません。見る側のそこに至る迄の歩み方に違いがあるわけです。自分で汗して到達した人には楽をして到達した人が決して味わうことのできない喜びがあります。同じ太陽であるにもかかわらず、喜びをもって見ることができるかどうかの決定的な違い、それはそこに至る迄の歩み方にあるというのです。このことを踏まえてどう歩むかはご自身が考えてください。
ところで、本校は、平成二十一年に、教育会館を設立し多くの同窓生の心のよりどころとして絆を深める場所となっております。新入生のみなさんも今日からは準同窓会員となられますので大いに活用していただきますことを希望しております。本校の校風は自由であり、生徒が自ら律するということを大切にしています。「美須々のこころ」や、生徒により制定された「美須々憲法」を大切にしていることも誇れることであります。自由な中にも自らの責任を持つことを心がけていただいたうえで皆さんの夢や目標に向かって大いにチャレンジしてください。充実した高校生活を送るためには自分なりの夢や目標をしっかりと立てて臨むことが大切です。 皆さんは今日、長野県松本松本美須々ケ丘高等学校の生徒になりました。この先の三年間を如何に充実したものにするかの選択肢を誤らないように伸び伸びとした高校生活を過ごしてください。新入生のみなさんに、我々同窓会員からも種々応援させていただきます。皆さんは美須々ケ丘高校という場で、熱心な先生の指導の下に、友人たちと共に、良い環境のもとで学業をはじめ、いろいろな面で人格形成をしていくのです。人生で一番大事な時期となる三年間を今日の感激を忘れずに高校生らしさをもって、悔いのない日々を送ってください。
最後に、本校のますますのご発展と、ご臨席の皆様のご健勝をお祈りし、本日御入学された皆さんが充実した学生生活を送られますよう祈念致しまして、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。
本日はご入学誠におめでとうございます。