平成29年度入学式が行われました。
平成29年4月6日。
桜の蕾もふくらみはじめ、春の訪れを感じさせる佳き日に、第70回松本美須々ヶ丘高校の入学式が挙行され、281名の新入生に同窓会長が祝辞をおくりました。
平成二十九年度入学式祝辞
ご紹介いただきました同窓会長の中村でございます。同窓会を代表しましてお祝いの言葉を述べさせていただきます。高校受験という人生の難関を乗り越え晴れて美須々ケ丘高等学校に入学された皆さん、本日は誠におめでとうございます。また、今日、この日のために大きな愛情を持って育ててくださった保護者の皆様に心からお祝いを申しあげます。義務教育を終え、自分の力で人生の進路を決めたのは初めてという人も多いのではないでしょうか。みなさんが美須々ケ丘高校で、充実した三年間を過ごせるよう心よりお祈りしております。
本校は、平成二十一年に、創立百周年記念事業を行いますとともに、その大きな位置を占めます教育会館を設立し多くの同窓生の心のよりどころとして絆を深める場所となっております。新入生のみなさんも今日からは準同窓会員となられますので大いに活用していただきますことを希望しております。
本校の校風は自由であり、生徒が自ら律するということを大切にしています。「美須々のこころ」や、生徒により制定された「美須々憲法」を大切にしていることも誇れることであります。ただ、気を付けていただきたいのは自由な校風ということはそれだけ責任も存在するということです。自らの責任を持つことを心がけていただいたうえで皆さんの夢や目標に向かって大いにチャレンジしてください。充実した高校生活を送れるか否かは皆さんの心がけ次第で決まります。それには自分なりの夢や目標をしっかりと立てて臨むことが大切です。将来、自分はどういう仕事がしたいのか、をはっきりと決める三年間であります。目標は大きいに越したことはありませんが、達成できる小さな目標の積み重ねで大きな目標が達成されることになります。そして目標を持ち続けることが大事であります。スポーツでもいい、文芸でもいい、学業でもいい、何か一芸に秀でる努力をこの三年間に続けてください。このことが社会で必要とされる人になることの大前提となります。失敗を恐れずどんなことにも積極的にチャレンジする。これをできるのが高校生活です。一方皆さんを取り巻く社会環境にも目を向けてみてください。超高齢化社会と言われる中で元気な方もおられれば歩行が困難な方もおられます。地域の中を見渡す中で何か自分にできることはないかなと考えることが大切です。
皆さんは今日、長野県松本松本美須々ケ丘高等学校の生徒になりました。先の長い三年間かもしれませんが、あっという間の三年間かもしれません。如何に充実したものにするかの選択肢を誤らないように伸び伸びとした高校生活を過ごしてください。
新入生のみなさん、我々同窓会員からも心から応援させていただきます。皆さんは美須々ケ丘高校という場で、優秀な先生の指導の下に、友人たちとの友情に囲まれて、良い環境のもとで学業をはじめ、いろいろな面で人格形成をしていくのです。人生で一番大事な時期です。今日の感激を忘れずに高校生らしさをもって、悔いのない日々を送ってください。
最後に、本校のますますのご発展と、ご臨席の皆様のご健勝をお祈りし、本日御入学された皆さんが充実した学生生活を送られますよう祈念致しまして、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。
本日はご入学誠におめでとうございます。