平成28年度入学式が行われました。

平成28年04月06日

桜花爛漫のうららかな日和の中，本校体育館にて入学式が挙行され，同窓会長が321名の新入生に祝辞を送りました。

平成２８年度入学式祝辞

　ご紹介いただきました同窓会長の中村でございます。同窓会を代表しましてお祝いの言葉を述べさせていただきます。入学試験の壁を乗り越え晴れて美須々ケ丘高等学校に入学された皆さん、本日は誠におめでとうございます。また、今日、この日のために手塩にかけて育ててくださった保護者の皆様に心からお祝いを申しあげます。皆さんは自らこの学校を選び入学されました。予め、敷かれたレールを歩いた義務教育とは違い、自分で道を切り開いた貴重な第一歩と言えるでしょう。

　本校は、平成２１年に、創立百周年記念事業を行いますとともに、その大きな位置を占めます教育会館を設立し多くの同窓生の心のよりどころとして絆を深める場所となっております。新入生のみなさんも今日からは準同窓会員となられますので大いに活用していただければこれに勝る喜びはございません。本校の校風は自由であり、生徒が自ら律するということを大切にしています。｢美須々のこころ｣や、生徒により制定された｢美須々ヶ丘憲法｣を大切にしていることも誇れることであります。

　ところで、皆さんがまずしなくてはいけないことは、たくさんの友達を作ることです。高校は遠く離れた地域からもたくさんの学生が通っています。従って、これから３年間過ごす同じ同期生にも、全く知らない人もいます。早くたくさんの友達を作り、遠く離れた地域の情報なども知って勉強し、社会人の一員へと近づいてください。
 　学生生活を過ごす中で勉学に励むのはもとより、運動も積極的に頑張ってほしいです。体を動かすことは勉強にも良い影響を及ぼすし、大人としての体格の形成にも役立ちます。文武両道を心がけ、頑張ってください。また、学校行事や地域の活動などにも積極的に参加していただきたいのです。現在の日本は、高齢化社会となり１人で生活することが難しい方がたくさんいます。また生まれつき体の不自由な方や共働きによって遊ぶ相手のいない子供達などがたくさんいて私達と同じようにこの社会で共存しています。ですから、皆さんの周りには様々事情のある方が生活をしていることを理解し、共に助け合って生きて行かなければならず、そのためにも自分のことばかりではなく、他の人の身になって物事を見る目を養っていただきたいと思います。勉強する自由な時間を与えられた学生の皆さんだからこそ、そのチャンスがあるのです。地域の活動は、特に社会を学べる良い機会になりますので、積極的に参加してみてください。
 　勉強・スポーツ・学校行事・地域の活動、いろいろなことに全力でトライし一生懸命３年間頑張ってください。皆さんの学生生活が充実して、またたくさんの良い思い出が出きるようにお祈りしております。

　皆さんは今日、長野県松本松本美須々ケ丘高等学校の生徒になりました。これから始まる学校生活にわくわくする気持ちと、不安に思う気持ちが交錯していることでしょう。決して恐れず、ぶつかっていってください。

　新入生のみなさん、我々同窓会員からも心から応援させていただきます。皆さんは美須々ケ丘高校という場で、優秀な先生の指導の下に、友人たちとの友情に囲まれて、良い環境のもとで学業をはじめ、いろいろな面で人格形成をしていくのです。人生で１番大事な時期です。今日の感激を忘れずに高校生らしさをもって、悔いのない日々を送ってください。
 　最後に、本校のますますのご発展と、ご臨席の皆様のご健勝をお祈りし、本日御入学された皆さんが充実した学生生活を送られますよう祈念致しまして、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。

　本日はご入学誠におめでとうございます。