平成27年度卒業証書授与式が開かれました。
平成28年3月3日
穏やかな春の陽射しの中、学校に隣接する「キッセイ文化ホール」にて平成27年度卒業証書授与式」が挙行され、同窓会長より314名の卒業生に祝辞(下記に掲載)を送りました。
(祝辞)
平成二十七年度卒業証書授与式・卒業式
ご紹介いただきました同窓会長の中村でございます。同窓会を代表いたしましてお祝いの言葉を述べさせていただきます。卒業生の皆さん、ご卒業を心からお祝い申し上げます。本当におめでとうございます。また、どんなに待ち遠しかったことでしょう、今日の良き日を迎えられお集まりいただきましたすべての保護者の皆様、誠におめでとうございます。さらに入学から今日まで親身になって御指導いただきました寺沢校長先生をはじめとする教職員の皆様に改めて感謝と御礼を申し上げます。
先程から皆さんの晴れやかなお顔を拝見しておりますと、私まで心が高揚し、とても感激致します。
この三年間、青春を思いきり謳歌して、学業に、或は生徒会活動にまたクラブ活動に打ち込んでこられた成果が、栄えある卒業証書授与式に実を結びました。
皆さんは、この思い出多い松本美須々ケ丘高等学校を巣立ち、進学する人、また社会に出る人と、大きな夢と希望を抱いて、それぞれの道へと旅立って行かれます。
けれども、どのような道に進もうとも、共に過ごした仲間であることを忘れないで下さい。そして、ここで生まれたかけがえのない友情を、どうかいつまでも大切にしていただきたいと思います。
さて、これから皆さんが、未来を切り拓いて新しい道を進んで行くために、いちばん大切なものは何でしょう。さまざまある中で、私は特に「勇気」と「知恵」だと思います。情熱に志を加えると勇気が生まれます。知識に経験を加えると知恵が育ちます。皆さんはすでに、若い情熱と豊富な知識の持ち主ですから、残るはあと半分だけ。社会に貢献し自分を高めるという志を忘れず、謙虚で素直な心でたくさんの経験を積んで下さい。
厳しい時代と言われますが、勇気を奮い立たせ、知恵を絞って一日一日を大切に生き抜いて行く。その積み重ねこそが、確実に夢を現実に変えるのです。
今、まさに羽ばたこうとする皆さんの人生は、言わばこれからが本番です。
時には、困難にぶつかることもあるでしょう。けれども、皆さんはけっして独りぼっちではありません。
そんな時は、同期生のみんながそれぞれの場で頑張っていることを思い出し、くじけず、あきらめず、何度でもチャレンジして下さい。必ず道は拓けます!
わが美須々ケ丘高校は「みすずのこころ」を大切にこの先もますます優秀な学校として発展し続けますことを願うものでありますが、私といたしましては同窓会の存在も忘れないで欲しいと願っております。教育会館という素晴らしいコミュニケーションの場があります。有効活用していただきながら会員同士の絆を深めていってほしいと思います。長い学校史の中で多くの先輩たちで構成する同窓生は、皆さんの応援団でもあります。ぜひ、同窓会活動にも主体的に参加して、「失敗」や「成功」を語り合い、学びあい、支えあって豊かな人生を築こうではありませんか。最後に、皆さんは、それぞれ進む道は異なっていますが、常に物事を前向きに捉えた積極的な人生を歩んでください。
卒業生の皆さん。今日の門出を心からお喜び申し上げます。また、
ご臨席の保護者の皆様には心よりお祝いを申し上げますと共に、校長先生ならびに諸先生方のご功労に対し、改めて敬意を表したいと存じます。本日は誠におめでとうございます。